今年の夏にスマホが壊れて、なかなか修理に出せなかったり、修理自体もすんなり行かなくて、1ヶ月ほどスマホが使えませんでした。今季節はすっかり冬ですが、その1ヶ月で学んだことを書きます。
自分と向き合う時間がとれた
スマホがない1ヶ月間は、それまで毎日欠かさずに携帯していたスマホから離れて、自分と向き合う時間が取れて、頭がすっきりしました。無駄にチェックしていたツイッターやスナップチャットを見ることもなくなって。
SNSのチェックって無意識のうちにストレスになっていると思うんです。無駄に周りの人の行動が気になっちゃったり、無駄にトレンドに自分が置いてかれている事を思い知らされちゃったり。自分の軸を持ってるからそれはない、と思っていても、無意識のうちに毒されていると思います、誰でも。
ツイッターでの色んな人のつぶやきも騒音というか、自分を惑わすノイズにもなり得ると僕は思っていて。それが正しいのか、あれが正しいのか、今それをすべきなのか、今はこうすべきなのか。もちろん、大事な情報も手に入る便利なものではあるんですけど。
だから、一定期間スマホと距離をおいて自分と向き合う時間を取れた事で、自分の目標を再確認したり、自分の価値観を考え直す時間を取ることができました。
バーチャルな世界を生きている
もう1つ学んだというか、感じたことは、僕らは既にバーチャルな世界で生きているという事です。
バーチャル・リアリティという言葉が流行ったのも記憶に新しいですが、今生きてる世界って既にバーチャルとリアリティの区別がつきにくくなっていると思うんです。
例えば、インスタグラムを見てその人のライフスタイルが分かったような気になることがあるかもしれませんが、それって錯覚だと思うんですよね。そこで見える写真はその人の小さな一部を切り取った写真にすぎない。それに、色んなフィルターがかかってる。
ラインだって友達と直接会話しているような感覚でやり取りをしますが、それはあくまでスマホを介していて、間接的なものだと思うんです。
感情や気持ち・考えがそのまま伝わっているのではなく、それをスマホに入力するまでに様々な感情・考えが削がれていたり、逆に出力されたテキストも正確に出力されたいなかったりすると思っていて。
そういう意味では、コミュニケーションをとるのって今まで以上に困難になったんじゃないかとも思います。確かに、すぐに繋がれるようになったという面では、簡単にコミュニケーションがとれるようになったと言えるかも知れない。
でも、その人の心情を正確に読み取るコミュニケーションは難しくなってるのではないでしょうか。
スマホのない期間を過ごして、どことでも繋がってしまうインターネットと自分との距離を置く事の必要性・大切さを感じました。
また、バーチャルとリアリティの区別をより意識する必要があるし、何が本物なのかを見極めてそれを大切にしようと思いました。
様々なノイズをシャットダウンしたい時・自分と向き合いたい時、スマホから距離を置くと頭も心もすっきりするので、お勧めです。
Written by
Klive Roales Aguilar | 立教大学経営学部
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